大正二年三月十九日生まれ、平成八年十一月二十日没す。

享年八十三歳、雅号翠雲

大正十五年（昭和元年）滋賀県米原町上丹生出身、森貞一師の一番弟子として入門

昭和十年　井尻彫刻所を開業

昭和二十七年　東大阪市加納地車

昭和二十八年　岸和田市先代極楽寺地車

昭和三十八年　九州小倉の山車彫刻で巾三メートルに及ぶ双龍を手掛ける

昭和四十一年　三重県桑名市東矢田町祭車

昭和四十一年　永平寺名古屋別院開山の像を手掛ける

昭和四十七年　三重県桑名市西矢田町祭車

昭和四十九年　昭和天皇に「鷹」の床置買上げの栄を賜う。米原町役場にも同作品が残る

昭和四十九年　三重県桑名市寿町祭車

昭和五十年六月三日　暮らしの泉にて「木彫の里」と題して上丹生の彫刻が紹介され、師の工房及び作品が放映される。

昭和五十一年　堺市野代地車

昭和五十二年　堺市新在家地車

昭和五十三年　滋賀県伝統物産品奨励者として木彫工芸部門として表彰される

昭和五十八年　堺市深井水池地車

昭和五十八年　堺市上北地車

昭和五十八年　岸和田市阿間河瀧町地車

昭和五十九年　河内長野市西代地車（堺市津久野大東組新調）

昭和六十三年　堺市北垣外地車